くくの ほしあつめ(九九のゲーム) > 保護者向けの記事

7の段・8の段・6の段が覚えにくいわけと、覚えるときのコツ

九九の中で、子どもがよく引っかかるのは7の段・8の段・6の段です。2の段や5の段はすぐに言えたのに、7の段に入ったとたん止まってしまう子はめずらしくありません。

覚えにくい理由

答えの数が大きく、増え方が見えにくい

2の段なら2ずつ、5の段なら5ずつ答えが増えるので、忘れても数えて戻れます。7の段や8の段では、7や8を頭の中で足し続けるのが大変です。「しちし にじゅうはち」のあとに7を足して35、と計算するのは、2年生にとってかなりの負担です。

答えの一の位に、決まった並びが見えにくい(7の段)

7の段の答えの一の位を並べると、7・4・1・8・5・2・9・6・3 となり、同じ数字が一度も出てきません。5の段の「5と0のくり返し」や、8の段の「8・6・4・2・0のくり返し」のような手がかりがないのです。

唱えたときの音が似ている

「しちし(7×4)」と「しちく(7×9)」、「ろくしち(6×7)」と「しちろく(7×6)」のように、7の段・6の段には似た音がたくさんあります。音だけで覚えていると、どれがどの答えだったかが入れかわりやすくなります。

習う時期が後のほう

多くの教科書では、6〜9の段は九九の単元の後半で習います。練習できる期間が前半の段より短くなりがちで、そのまま冬休みに入ってしまうこともあります。

コツ1:7の段で新しく覚えるのは3つだけ

かけ算には、かける数とかけられる数を入れかえても答えが同じになるきまりがあります。7×3 の答えは 3×7 と同じ21です。

5・2・3・4・6の段を先に習っていれば、7の段のうち 7×2〜7×6 の答えは、すでに覚えた段の中にあります。本当に新しいのは 7×7、7×8、7×9 の3つだけです。8の段なら 8×8 と 8×9 の2つ、9の段なら 9×9 だけになります。

「7の段は9こ全部覚えなきゃ」と思うと重く感じますが、「新しいのは3つだけ」と分かると、子どもの気持ちもだいぶ軽くなります。7×1 は「その数そのまま」なので、すぐに分かります。

コツ2:答えの並びを手がかりにする

段答えの一の位使える見方
8の段8・6・4・2・0・8・6・4・2一の位が2ずつ減っていき、0のあとはくり返し
6の段6・2・8・4・0・6・2・8・4前半と後半で同じ並びになる
9の段9・8・7・6・5・4・3・2・1一の位が1ずつ減る。十の位と一の位を足すと9

こうした並びは、九九の表を眺めながら子ども自身に見つけさせると記憶に残りやすくなります。大人が先に答えを言わずに、「8の段の答え、なにか気づくことある?」と聞いてみてください。

コツ3:まちがえやすい組を並べて覚える

似た音で混ざりやすいものは、別々に練習するより、並べて見比べるほうが区別しやすくなります。

7×8=56 は、「5・6・7・8」と数字が順に並ぶ式として覚える子もいます。こうした覚え方は、子どもに合えば使えばよく、合わなければ無理に教える必要はありません。

コツ4:1日に3つずつ、毎日確かめる

覚えにくい段ほど、1日に長く練習するより、毎日少しずつくり返すほうが向いています。1回に7の段の新しい3つだけを練習し、次の日に確かめる。それを数日続けるほうが、1日に30分がんばるより定着しやすいと考えられています。

家での練習の組み立て方は「家でできる1日5分の九九の練習」でくわしく紹介しています。

答えにつまったときは

7の段の途中で止まったら、すぐに答えを教えるより、「ひとつ前はいくつだった?」と聞いてみてください。7×5=35 が言えれば、そこに7を足して42にたどりつけます。

まちがえたときの声のかけ方は「九九をまちがえたときの声かけ」にまとめています。

7の段・8の段だけを選んで練習したいときは、無料ゲーム「くくの ほしあつめ」で段を選んで遊べます。

出典

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